用語集
シ
- 時雨
- 晩秋から初冬にかけて、降ったりやんだりする雨や雪のこと.北陸から三陸地方、九州地方の日本海側で用いられることが多いが、関東地方では「通り雨」の意味として用いられることもある.
- しけ
- 強風のために海上が荒れること.
- 湿数
- 気温から露点温度の差.値が小さいほど湿っている.
- 湿度
- 相対湿度は水蒸気量とそのときの気温における飽和水蒸気量との比を百分率で表したもの.
- 湿度計
- 湿度を測定する湿度計には、通風乾湿計、毛髪湿度計、露点湿度計、電気湿度計、赤外線湿度計、紫外線湿度計などがある.
- 視程
- 水平方面で見通すことのできる距離.観測地点からの距離がわかった目標物があれば、それが見えるかどうかで視程を決めることができる.
- シベリア気団
- 冬にシベリアや中国東北区に出現する大陸性の寒帯気団のこと.この気団からふき出す冬の季節風が日本海に達すると、海面から水蒸気の供給を受け、雪雲となり、日本海側の地方に大雪を降らせる.
- 霜
- 晴れて風のない夜は地面から熱がさかんに放射され、よく冷える.この冷え込みがきついと空気中の水蒸気が直接小さな氷の粒となって、地表近くの草や石の表面につくこと.なお、霜柱は霜と異なる.
- 霜柱
- 地表面が乾燥して0℃以下のとき、土の中の水が上がってきて地上で氷結.その際、柱のような氷の結晶を作ったもの.
- しゅう雨、しゅう雪
- にわか雨、にわか雪のこと.積乱雲などの対流性の雲から降る雨、雪.
- 集中豪雨
- 狭い範囲で降る豪雨.局地的な豪雨.
- ジェット気流
- 地上から10kmくらいの上空(対流圏と成層圏の境)にふいている強い風.冬に強まり、風速は50~100m/sに達する.
- 地すべり
- 山地のゆるい斜面を構成している土砂や岩石が、ゆっくりと移動する現象.大雨や雪解けによる地下水の急な増加が原因となることが多い.
- 地吹雪
- 積もった雪が風のために空中に吹き上げられる現象.
- 蒸気霧
- 暖かい水面上に冷たい空気が流れ込むと、急激な蒸発によって霧が発生した状態.冬場、湯船から水蒸気がさかんに発生して、風呂場全体が水蒸気で白くなっているのも同じ原理である.
- 上昇霧(滑昇霧)
- 山腹をふき上げる空気は上昇するにつれ気圧が小さくなるために、膨張し、冷却される。その際、水蒸気が凝縮して霧となったもの.滑昇霧ともいう.
- 上昇気流
- 大気が上昇している状態.山岳をふき越そうとする風や低気圧の中心、発達した積乱雲の中などでみられる.(⇔下降気流)